陶芸家・伊藤瓢堂氏は山形県尾花沢市銀山温泉で、東北では珍らしい磁器窯「上の畑焼」を 150年ぶりに復興させた。 上の畑焼は江戸末期、天保時代に創製された窯で、その 窯で焼成された染付磁器。 さらに瓢堂氏は、平成13年から三年間、水戸藩第 九代藩主徳川斉昭が地域の産業振興のため奨励した水府村の「町田焼」 の研究を行うため、水府村に通いその作品の歴史や窯跡から窯道具や陶 片などを採集し、その再現にも挑戦しておられる。